キャリアの棚卸し
マレーシアに行く日があと1週間と迫ってきました。
渡航が決まってからのこの1カ月ほど、いろんなものを捨てまくっています。
オフィス勤めから在宅になったこともあり、着る服も一変。
年代的にもファッションを変えるいい機会になりそうです。
捨てずにリサイクルに出せればよかったのですが、時間的な余裕がなく、
かろうじて本だけは寄付本に回しました。
今の家に引っ越してちょうど約20年ということもあり、よくもこんなにため込んでいたな~。
この家で子育てをしたようなものなので、いろんな思い出の品が出てきましたが、
ある程度思い切って断捨離しました。
このまま放置していたら、いざ終活しようと思っても絶対無理だっただろうな、とゾッとします。
キャリアも同じで、15年前後で一度棚卸しを意識する。
そんなことを、働く女性の先輩たちに教わり、実践してきました。
私の場合、20代はがむしゃらに働き、30代で子育てと仕事との両立に悩みました。
そして40代、社内転職といえるほど、全く違う部署への異動を希望しました。
その頃には子供たちも小学生になり、ほんとに手がかかる乳幼児ではなくなっていたけれど、
私も夫も、夜勤や土日の出勤もあるローテーション職場で、双方の実家も近くにない。
夫は比較的協力的で、夜も預かってくれる保育園や学童などのサービスを利用し、
ある程度は対応していましたが、
それでもフルでコミットできる人に比べると会社内での評価はあがらず、悶々としていました。
このまま働き続けても、キャリアアップもなく、50代を迎えるのかな、と。
転職も考えたりしましたが、そんな時、社内のワーキングマザー仲間と話していて、
同じ社内でも部署が違えば、外勤や内勤など、いろんな働き方があることに気づいたんです。
当たり前といえば当たり前なのですが、私の場合、専門職として入社していたので、
あまり考えたことがありませんでした。
ただ、それまでにも部署異動は経験しており、どこにいっても、どんな小さなことでもいいので、
それまでの経験を生かし、
「あなたがいてくれて良かった」と言われるような仕事をする
をモットーに頑張ってきました。
だったらそのモットーを胸に、60歳までの会社人生の折り返し地点ともいえる40代前半で、
一からのスタートもいいんじゃないか、と思えたのです。
ま、50代前にもなると、仕事で今後なにがあっても対処できるという
「根拠なき自信」まで身に着けちゃってましたが…。
それが、マレーシアに一度も行ったこともないのに転職してしまう、という
無謀ともいえる行動につながっちゃったのかもしれませんね(笑)。
「大人って長いよ~」ってCMがありますが、ホント仕事人生が長くなるほど、
定期的なキャリアの棚卸しは大切です。
それまでの経験で学んだもの、それをこれからどう生かすかなど、定期的に意識し、
短期的な目標や、中長期ビジョンを描いてみる。
妄想レベルでもいいので、いくつになっても夢を持って生き続けたいと思う今日この頃です。