マレーシアで再転職!<後編>

マレーシアで再転職の最終回は、

ずばり 海外転職成功への道 です。

 

ポイント1 LinkedIn

マレーシアでの転職に向け、まず動き始めたのがLinkedInの整備でした。
ビジネスSNSとして約20年ほどのサービス実績があるLinkedInですが、

日本で活用しているという人はあまり聞かない気がします。

私もずいぶん前に日本で登録したものの、ほとんど活用していませんでした。

でも、やはり海外では有効というアドバイスを受け、

これを機に、日本語アカウントは別に、海外用に英文アカウントを作成。

英文履歴書の見直しと並行して、とりあえずLinkedInのプロフィールを入力。

自己紹介の項目は、最初どんなことを書いたらいいのかよくわからなかったので、

上手に書いている人のを見て参考にさせてもらったり、

企業の採用情報をみて、こんな人材を求めているというキーワードを適当にアレンジしたりしました。

完成すると、いくつかメッセージをもらい、仕事を紹介してもらいました。

中には、ギリシャやマルタから、日本人でカスタマーサポートで働いてくれる人を探している、

という連絡もあり、いっそそれもいいかも?! 世界中を転々としながら働くも夢じゃない?!

と考えたりもしたのですが、その辺まで行くと、日本との距離や時差があるため、

働く環境としてマレーシアより大変になるかも、という気がして、

まずはマレーシアでの職探しを優先~、となりました。

 

(注)調べてもあまり情報が出てこなかったのですが、

ギリシャ、マルタの辺って経済的に厳しく、産業もなりたちにくいので、

BPOアウトソーシング企業)のような産業を、国も誘致しているのかもしれません。

私が見たのは、株の取引き関係や、ゲームなどのIT系の業種で、

時差を利用して深夜のカスタマーサポートを請け負ったりしているのかもしれません。

 

ポイント2 日系エージェント But……

マレーシアはBPOが多いからか、日本人向けに仕事を紹介してくれる会社も複数あります。

多くの人が利用していて、私も友人の紹介でいくつか連絡をとってみたのですが、

私には全く使えませんでした。

結論としては、

50歳以上は日系エージェントは当てにするな!

というのも、私のコンタクトへの返信にはこう書かれていました

「 現在、弊社で扱っている求人は45歳くらいまでの方が対象で、

た50歳以上ですとマレーシアでのVISAの取得が難しくなる為、

大変残念ではございますが、弊社からのサポートが難しくなります。」

正直、腹がたちました。年齢差別じゃないか、と。

1社だけでなく、同様のことは複数の会社から言われました。

こうした年齢制限のようなものは現実には根強くあるとは思いますが、

日本では一応、年齢を理由に断ることは法律で禁止されているはずで、

なかなかここまで堂々と言われることはない気がします。

また、Linkedinにも自分の年齢は入れていますが、

先ほども書いたようにメッセージは複数受け取っていました。

実際、この連絡を送った際には、すでにLinkedIn経由で内定を一ついただいており、

この送信主のエージェントには

「入れ違いで内定をいただいたので、私からお断りの連絡をしようと思っていたところでした」と

ブチギレ気味の返信をしておきましたよ、はい。

 

では実際、私はどのように内定をもらうに至ったかというと、

LinkedInで見かけ興味を持った、日本語で書かれた求人に応募

日本人リクルーターの方から連絡があり、面談

英語の試験

英語での面接

内定

と、比較的スムーズに進んだのですが、やはりこれはかなりラッキーで、

周りの40代後半以上は苦戦した人が多いのは、確かです。

 

ポイント3 英語力

結局、内定をもらえるかどうかのカギは、ずばり英語力です。

やはりマレーシアでの日本人向けの求人はカスタマーサポートが多く、

実際の業務は日本語で行うことがほとんどなのですが、

クライアント(業務委託主)からの指示などは英語というケースもあり、

英語能力が問われることが多いようです。

私も英語で面接はありましたが、仕事自体は日本向けで、日本語です。

私自身、外国語学部だった大学卒業後は、ほとんど英語を使う機会はなく、英語力はボロボロ。

今回、学生時代に受けたTOEICの点数をさすがに書くわけにはいかなかったものの、

学生時代に英検準1級を取っていたので、それは履歴書にとりあえず書いたことで、

まだ救われたのかもしれません。

またこの1年で、多少は昔の感が取り戻せてきたかな~。

あと、英語が苦手だと、せっかくLinkedInでメッセージをもらっても、

そこからのやり取りができず、チャンスを逃すことにもなりかねないので、やはり英語が大事。

特に年齢高い方は注意が必要になるのかもしれません。

 

内定をもらってからも、VISAの切り替えに向け、

転職先からのoffer letterをもとに、元の会社からrelease letterをもらったり、

税務署でtax clearanceをしたりと、手続きが複雑で戸惑うことだらけだったのですが、

無事7月31日に最終勤務日を迎え、

8月29日から新しいところで働き始める予定です。

 

 

 

最終勤務日に、勝手に「マレーシアのグリコ」と呼んでいた、元勤務先のエントランスにあった謎オブジェと。