マレーシアで再転職!<中編>

私個人のマレーシアでの転職活動について書く前に、

改めて1年マレーシアに住んでみての感想を交えつつ、

日本人の職事情などについて触れておきます。

 

クアラルンプールは本当に日本人が暮らしやすい街?

改めて調べてみると(2022年海外在留邦人数調査統計)、

マレーシアの首都クアラルンプールに住んでいる日本人は約1万5千人で、

世界的にみて日本人が多く住む都市として15番目だそうです。

お隣のタイ・バンコクが6万人に迫る勢いで、世界でも2番目に多いのに比べると、

少ない感じはしますが、人口比にするとバンコクが567万人、クアラルンプールが177万なので、

日本人の割合的には大差ないのかも、と想像しています。

バンコクに行ったことないので、なんの根拠もありませんがw)

 

お店でいえば、イオンは地元の人からも愛されていますし、

無印良品ユニクロダイソーはどこのモールにもあり、

最近はドンキ、ららぽーとニトリ、蔦屋書店、業務スーパーなども進出し、

日本のものもおおむね簡単に手に入れることができます。

また、マレーシアと聞くと暑い国をイメージされがちで、確かに日差しはキツいのですが、

体感的には日本の夏より、よっぽど涼しいです。

マレーシアに来るまで、旅行で来たこともなければ、興味もなかったぐらいの国でしたが、

本当に暮らしやすくて気に入っています。

デメリットをあえていえば、日本のような四季がないくらいかなぁ。

 

マレーシアで働く!

マレーシアで働く日本人は、主に企業から派遣されている、いわゆる駐在の人、

あとは私のように現地のBPOといわれる企業に採用されている人、

さらに自営業の人に大きく分けられるように思います。

そのほかには、留学関係、最近では特に母子留学といわれるお子さんの教育メインの人、

老後移住の人などで構成されるでしょうか。

それぞれコミュニティーが違うからか、他のコミュニティーの人と知り合う機会は少ないように思います。

海外で就職、海外へ転職、などというと若い人をイメージする人が多いかもしれませんが、

私の周りは40代以上の女性が多い印象でした。

特に私のいた職場は英語不要だったこともあり、そういう感じの人が来やすかったのかもしれません。

 

BPO≒カスタマーサポートを請け負っている会社と思ってもらってもいいと思いますが、

業種的にはだいたい旅行系、Eコマース系、IT系、金融系などがあります。

この数年、特にコロナの影響を受けたのが、旅行系とフードデリバリー系でした。

私も具体的にはフードデリバリーサービスのカスタマーサポートの仕事をしており、

私が就職した2020年はコロナの影響で急成長していたので、多くの人を採用していました。

もともと私がその会社を見つけたのは、普通にdodaの転職サイトだったのですが、

海外転職に強い転職サイト経由で応募した人の方が多数派のようでした。
VISAサポートはもちろん、マレーシアへの片道航空代、渡航直後の滞在先としての寮

などを用意してくれているBPOも多くあります。

 

普通、カスタマサポートというと、コールセンターが主流で、

日本からの電話をマレーシアで受けるわけですが、

マレーシアの人に説明しても、自国にそんな仕事があると、なかなか理解してもらえないことも。

コールセンターはシフト制だったり、怒りの電話を多く受けるなど、

職場環境として必ずしもいいわけではないようにいわれますが、

最近は比較的チャットなどの対応割合を増やしている会社も増えているように思います。

特に私の場合、カスタマー(顧客)と直接のやり取りのない、書類審査をする部署の配属。

さらに9-18時の固定勤務という、かなり恵まれた環境でした。

今年に入っていつクビを言い渡されてもおかしくないという空気が社内に漂い始めたころ、

クビになる前に、自ら転職した方が良い条件で転職できるかもと考えたりもしたのですが、

この恵まれた環境が転職先で得られる確率は少ないかも、と

クビになる最後までこのまま働き続けようと、覚悟は決めていました。

その代わり、Xデーに備えて準備だけは、この半年少しずつ進めてはいました。

 

解雇通告を受けてからの転職活動については、また後編で~。