Domestic distance ―― 発展的家族解散?!

私が単身でマレーシアに行くというと、「ご家族は?」とおずおずとよく質問されました。

というわけで最初にお伝えしておきますが、離婚したわけではありません!

今春、結婚29年目に突入しました。

でも、慌ただしくて結婚記念日はスルーしてしまいました(笑)。

というのも、新社会人になった長男()の引っ越しに加え、オットも春から単身赴任に。

オットとは元々同僚なので、昨年、マレーシアへの転職を決めた時点で、

ぼつぼつ転勤があるだろうな、と予測していました。

大学生の次男も一人暮らしに憧れているし、どうせ数年先には社会人になる。

であれば、私が日本にいてもいなくても同じ。家族それぞれ前向きに生きていきましょう!となりました。

名付けて、発展的家族解散。もうバラ色です!

マレーシアはもともと日本からのシニア移住で人気の国。

まず私が住んでみて気に入れば、オットも定年後に来るもよし、と話し合いました。

私たち夫婦はそういう根本的な価値観が似ているので、続けてこれたのだと思います。

結婚するに際しても、転勤が多い職場なので別居婚になる可能性が高く、

事実婚も認められている会社だったので必ずしも籍を入れる必要はなく、

私も結婚しても少なくとも仕事上は姓を変えるつもりはなかったし、

そうなると結婚って??家族になる意味って???と考えたりしました。

話題の「逃げ恥」ではありませんが、家族のあり方ってホントそれぞれなんだと思います。

その時々で、心地よいDomestic distanceを探っていくしかないんでしょうね。

 

そういう意味では、むしろ心配したのは互いの親の反応。

私の親はもう自分の娘のことをわかっているのでまだマシでしたが、

義母は「うちのヨメは……」とさぞあきれていることと思います。

でも、私からいえば、むしろ80代の親たちのことを考えたからこそ、

親がまだ元気な今しかない!と思ったのです。

子育てが終わっても、介護が控えている!

場合によっては、子育てと介護が同時に来ている人も多い中、ひとまずは親に感謝。

「移住?」ともよく聞かれますが、そうした事情からいつまでマレーシアに住めるかわからないので、

私の中ではあくまで転職・転勤と位置付けています。

 

そして、入社して驚いたことに、

「子育てが一段落したから決断した」という同世代の女性が結構いるんです。

類は友を呼ぶ!

コロナ禍のこんな状況ではありますが、お互い協力し合って楽しくやっていけそうと心強く感じています。

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隔離ホテルの窓から見る日の出。