男性の育児休業~我が家の経験を踏まえ

男性が育児休業を取りやすくするための改正育児・介護休業法が成立しました。

 

オットが育休を約1年とった二十数年前は、

男性の育休自体がまだ法律に定められていない時代だったので、オットは無給でした。

また、オットも私も同期入社でしたが、私は法定の育休のため勤続年数はそのままだったのに対し、

法定外だったオットは私より勤続年数が1年少なくなり、退職金にも影響が出ます。

そんな時代から考えると、コロナの影響で在宅ワークも当たり前になってきて、

男性も育児に参加しやすくなったと思いますし、

この法改正でさらに多くの男性が育休を取りやすくなればいいな、と願っています。

 

一方で、先日、こんなニュースも目にしました。

www.nikkei.com

 

 

 

 

 

いまだに嫌がらせ、結構あるんですね。

我が家の時もそれなりにあったと思いますが、

オットも私もそんなの気にするタイプではないので、やれたのだと思います。

あと、1年という長めの期間、休んでしまったこともある意味、

それなりに周囲が対応しやすかったのかな、という気もします。

今回の法改正で、分割して休みが取りやすくなるのは、私もいいな、と思う半面、

会社は数週間程度だと人を補充したりせず、「みんなでカバーして乗り切ろう」となりがちで、

嫌みを言う人も出てきてしまうのではと危惧しています。

ま、休み中も仕事をしていいそうなので、大丈夫なんでしょうかね。

(個人的には、それで休みといえるのか???在宅ワークとさほど変わらないのでは?

と批判的ではありますが)

 

一方で、私は子供が小さいころ、「育休も介護休業のように分割できないかな」と思っていました。

例えば、子供1人につき365日を分割してとれるようになれば、

出産して保育園に預けるまで、小学生になる時にも1カ月、など休んだりできます。

これが女性も、男性も取得できれば、かなり柔軟に対応できるはず。

子供が入院した、登校を嫌がるようになった、などなどいろいろあるのが子育てなんですよね……。

私は2人目の時、切迫早産になりかけて、安静を言い渡され、上の子のケアが大変だったので、

今回盛り込まれた男性の産休も、子供が生まれてからではなくて、

女性の産休のように、予定日の6週間前からとれてもいいのでは、とも思いました。

 

だんだん話のまとまりがなくなってきましたが、

今回の改正を含め日本の制度は世界的に見て必ずしも劣っているわけではなく、

結局は「絶対育休をとる」というそれぞれの強い意志に尽きると思います。

少なくとももうしばらくは……。

我が家の経験としては「とにかく負けるな!」の一言です。
正直、男性が短期間の育休をとって、いきなり子育て意識が強まるかといえば、

多くは"サポート"で終わるんじゃないか、と個人的には懐疑的だったりしますが、

それでも子育ての大変さを、少しでも夫婦で共有することが大切。

母親にとっても、赤ちゃんとの生活に慣れるまで大変なのはもちろんですが、

それでも多くの女性は、育休の間よりも、仕事に復帰してからの方がハードで、

いかに仕事を定時で終わらせるか、綱渡りのような日々が続くことでしょう。

そんな時こそ、男性もできるだけ残業をせずに仕事を切り上げてほしいけれど、

男性が毎日のようにそうしようと思うと、女性以上に風当たりが強いのが現実ではないでしょうか。

育休はあくまでスタートに過ぎません。

子育ては長く、本当にいろんなことがあります。 

一つ一つ対処していくしかなく、こうして親って強くなっていくんだな、としみじみ思います。

嫌がらせなんて気にしていたら時間のムダ、前進あるのみです!

 

星野源さんの「恋」はこんなふうに終わります←まだ「逃げ恥」婚の余韻中
♪夫婦を超えてゆけ
二人を超えてゆけ
一人を超えてゆけ♪

 

超えなければいけない壁は今後いろいろ出てくると思いますが、

超えた先に、子供たちとのより良い未来が待っている! それを信じて、エールです!